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2−6.変動金利は景気が良くなると危ない?悪くなると危ない?

   現在、金利は史上最低とも呼ばれ、非常に低い水準で推移しています。

   そして、住宅ローンを組む際は、固定金利と変動金利を選択することになります。
   選択とは言っても、実は一般家庭にとっては、固定金利以外に選択肢はありません。

   一見、固定金利は2%、変動金利は1%などである為、変動金利の方が利息が半分で済むのでお得。
   などという、選択をする方がいるかもしれませんが、余りにリスクが大きすぎます。

   資産を多く持っており、いざとなれば返済することができる場合や、収入に対する借入額の割合が
   小さい場合であれば、変動金利を利用しても良いでしょう。

   理由としては、金利が上昇する可能性が高く、金利の上昇幅によっては簡単に破綻してしまうからです。

   一般的に景気が良くなると金利が上昇するのは、イメージで分かるかと思います。
   これは、景気が良く、会社が設備投資を増やし、生産を増やし、給料が増え、物を購入する。・・・更に景気が良くなる。
   この場合は、借金をしても、より儲かるため、金利が上昇しても、借り手がお金を借りる為です。

   また、逆に極端に景気が悪くなると金利が上がってしまう現象も現れます。
   現在、ヨーロッパのギリシャやスペインなど金融危機に陥っている国の多くは非常に金利が上昇しています。
   これは、破綻の危機のある通貨である為、貸し手が少なくなってしまうこと。(貸し渋り)
   また、景気が悪く、お金が無い為に金利が上昇してもお金を借りたい人が多くいる為です。

   住宅ローンを検討する際は、返済完了までの金利についても考える必要がありますが、
   30年など長期で返済をしている間に、金利が2%、3%、4%、5%になりと上昇していく
   可能性を考慮する必要があるのです。
   (例:残金2000万円の1月の利息…1%で1.7万円、5%で8.3万円になります。
     金利が1%から5%に上昇した場合、月々の返済額が6.7万円上昇します…極端な例ですが、とても払えません)

   変動金利の場合は、上限の無い青天井になりますので、一般の家庭にはリスクが大きすぎます。
   金利が上がれば、給与も増えているのでは?との意見や期待もあるかと思いますが、
   給与の上昇がある場合でも、金利に対して遅れてくることは確実です。

   一度に返済できる程の資金が無い場合は、金利は迷わず、固定金利を選択するようにしましょう。
   また、もし変動金利で借りている方がいた場合は、今からでも固定金利に借り替えることをおすすめします。
   金利が上がり始めてからでは、固定金利も上がっていますので。

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