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2−4.持ち家と賃貸はどちらがお得?

   このテーマ、「持ち家と賃貸はどちらがお得?」に関しては、多くの議論があり、面白いテーマです。

   『持ち家派』の意見としては、
    ・賃貸はいくら支払っても自分の物にならない。
    ・持ち家は資産だ。
    ・子供に土地だけでも残せる。
    ・老後に家があれば、安心。
    ・自分の家で伸び伸びと生活したい。
    ・子供を持ち家で育てたい

   『賃貸派』の意見としては、
    ・ライフスタイルに合わせて住居を選べる。
    ・地震など、自然災害のリスクが小さい。(万が一の際は引越しするなど、被害を最小限にできる)
    ・転勤や転職のリスクを考えると賃貸がベスト。
    ・同じ所にずっと住まなくて良い。
    ・収入が下がった場合なども身の丈にあった生活に即、変更できる。(臨機応変)

   また、『現在は賃貸派、ゆくゆくは持ち家派』の方は、
    ・定年までに貯蓄をし、定年後に持ち家を現金で購入。
     ⇒利息を支払う必要が無く、家の耐用年数も生涯大丈夫。
    ・都会を離れた場合は、手頃な土地を手に入れることができる。
    ・街によっては、移住で補助がでるところもある。

   などなど、人それぞれで、意見もたくさんあります。
   で、結局、お得なのは、どちらなのでしょう。

   実は、上記意見はすべてが正解なのです。
   拍子抜けされるかも分かりませんが、住まいに関する考えは人それぞれであり、
   ライフスタイルに合わせた形になりますので、人により正解は異なります。

   但し、注意点があります。支払い金額の合計を計算をして、損得を判断してはいけないことです。
   例えば、賃貸で支払うのは、7万円×12ヶ月×50年で合計4,200万円
          家を購入すると、9万円×12ヶ月×35年で合計3,780万円
   合計金額を比較すると、家を購入する方がお得だ。⇒だから家を買ったほうが良い。

   この計算、間違いでは無いのですが、非常に大切な事柄が抜けています。
   それは、『リスク』になります。

   住宅ローンを組むと、35年ローンの場合は、35年間同じ金額を返済し続ける必要があります。
   それは、収入が減るなどの計画していなかったことが起きた場合も変えることができません。

   それに対し、賃貸の場合は部屋を変える(=支払い金額を減らす)ことができます。

   よって、合計金額の大小でお得かどうかを考えることは間違っています。

   マイホームを購入する際に大切なことは、
     @資金計画(同じ返済を35年間など長い期間続ける計画を立てること=余裕を持つことが必須)
     Aマイホームの必要性・将来設計・家族と共有する気持ち(家族で同じ気持ち・納得した物件)
   これが大切です。

   資金計画については、もし、収入が減ってしまった場合のことについてなども家族で話をすると良いでしょう。
   奥さんがパートで働く、お子さんが家の手伝いをするなど、意見が出るかもしれません。

   住宅を購入し、協力して返済することで家族の絆は強くなるものです。
   家族全員でマイホームを手に入れる意識を持つことが出来れば、最高ですね。

   持ち家と賃貸、どちらがお得?というテーマは、結論からすると、『損得で比較してはダメ』が答えです。
   「自分のライフスタイル」「家族全員の気持ち」に合せて、選ぶようにしましょう。

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