トップページ(お金を増やす・運用する・おすすめの方法〜お金のお話)

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                                   >2−2.頭金2割は過去の慣習、返済比率は年収の2割程度に抑えよう

2−2.頭金2割は過去の慣習、返済比率は年収の2割程度に抑えよう

   「頭金は2割用意しよう」・・・これは、過去、銀行が貸してくれる限度が物件価格の8割だったことに起因しています。
   よって、この2割は、用意すれば大丈夫との目安ではなく、過去につくられた銀行側の数字です。

   現在では物件価格の8割以上を貸してくれる時代ですので、単に過去の数字が残っているだけです。
   実際には、不動産価格が上昇していない現在では、2割以上の頭金を準備した方が良い場合がほとんどになります。

   (過去は、不動産価格が上昇を続けていましたので、銀行が貸してくれる目安(2割)まで用意できた時点で
     不動産を購入することで、その後の不動産価格の向上により、多くの場合は”利益を得たり、お得に購入できました。)

   よって、現在は、『頭金を2割入れたから大丈夫』ではなく、返済計画について、返済可能か十分に考える必要があります。

   その際で、目安になるのが、返済比率(年収に対する返済の割合)になります。
   一般的に返済比率は2〜3割と言われていますが、実際は住宅ローンだけで、2割程度に抑える必要があります。

   これは年収にも関係します。年収は高い人の方が年収下落のリスクが大きい為、注意が必要です。
   また、転職の必要が生じた際に、返済計画に対応できるかどうかが、違ってきます。

   仮に、夫が年収500万円の家庭で計算すると、500万円×0.2=100万円、100万円/12ヶ月=8.3万円
   となり、1月あたり8.3万円が目安になります。マンションの場合は管理費等で+3万円とすると、約11万円。
   この管理費等も入れて計算すると、年収の約26%となり、目安である返済比率2〜3割の中央値になります。
   よって、ローンのみで2割程度(場合によっては2割以下)に抑えることが重要になってきます。

   また、実際は、駐車場代や修繕費の値上げ、固定資産税など、固定費は増えていきます。
   資産を持つと生活が向上し、出費が増える傾向にありますので、住宅ローンのみに注目せず、
   その他の固定費についても、資産計画に入れて考えたいものです。

   また、将来は奥さんがパートにでるから大丈夫。などという、不確定なことは考慮せず、
   身の丈にあった資金計画が必要です。

   将来、奥さんがパートに出て働いた分は、余裕資金として貯蓄できる家計が健全です。

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